留学経験者が考える英検1級の勉強法
2018年6月20日更新:
英検1級一次試験の結果見ました!
— さくら@🇬🇧留学予定 (@Sak76577657) 2018年6月18日
トータル9割を取って、無事合格!!
ライティングは対策無しで挑んだので心配でしたが、
トピックの易しさも味方して、なんとか9割。
二次は都合により受けられないので
私の英検チャレンジはここで終了!#英検1級 pic.twitter.com/rLwpfNT9cZ
2018年6日3日(日)に行われた
英検1級1次試験の結果が自己採点上良かったので、
僭越ながら英検の勉強法を書いてみようと思います。
海外留学者が初めての英検1級
— さくら@🇬🇧留学予定 (@Sak76577657) 2018年6月4日
公式解答で自己採点の結果
ボキャブラリー 14/25 (56%)
リーディング 16/16 (100%)
リスニング 27/27 (100%)
でした。
パス単という単語集からかなりの単語が出ていたようで、
買っておけばよかった!と後悔...
とにかく省エネで、最小限の勉強時間&出費で
英検1級1次試験を突破しようと考えた私の勉強法は、
旺文社「文単」シャドーイング作戦です。
こちらです。↑↑
英検1級の勉強はこの本のみを使い、
それにプラスして
設問のタイプに慣れるために
英検が公開している過去問を解きました。
1 はじめに:英語勉強との向き合い方
詳しい勉強法を説明する前に言っておきたいのが、
英検1級という日本で言ったら仙人用のテストを受けるからには、
テクニックはもちろんのこと、
精神論も大事ということです。
英語勉強(そしていかなるパワーの獲得)は、
対人関係と一緒だと感じます。
まずは私たちが英語を好きになる。
そうすると、英語も私たちを好きになり返してくれる。
つまらない勉強をする時の苦痛が快感だ、
自分の意思に関わらず英検を受けなければならないなど、
好みや事情は様々だと思いますが、
効率よく英語を勉強するには、
英語勉強のステップを楽しく歩むのが一番だと
個人的に思います。
まじで。
では、前置きはここら辺にして。
2 旺文社「文単」シャドーイングの方法
まず、シャドーイングが初めての方へ:
シャドーイングとは、聞こえる英語の音声を
その音声から1、2テンポ遅れてマネすることです。
私がやったシャドーイングの手順はこちら
<用意するもの>
・英文音声を流す機器
・イヤホン(自分の声が聞こえないようにするため!!)
・文単の英文ページのコピー(A4サイズに拡大印刷すると見やすいです)
・筆記用具(シャーペン1本だと時短)
<手順>
1自分の声は自分に聞こえない音量で、イヤホンから音声を流す
2英文を見ずにシャドーイングし、自分の声を録音する
3録音を再生して、文単のコピーと照らし合わせる
★できなかった所を詳しく分析する:何が原因??★
・音の連結(リエゾン)
・単語の意味の理解、単語の発音
・文法や文脈の理解
例としてはこんな感じ:
4英文を黙読して、わからない単語や分脈は適宜日訳ページで調べる
5英文を見ながら、音声と同じスピードで(=かぶせて)
スラスラ言えるようになるまで練習
6英文を見ずに、再びシャドーイングをするが、このとき
・自信がない場合:録音をせずにやり、できない所が多ければ
4の英文分析や5のかぶせの練習に戻る
・自信がある場合:3のように録音して、英文と照らし合わせる
7ノーミスでシャドーイングできるようになったら、終わり!
そして同じ英文を1週間後くらいに同じ手順で挑戦します。
この繰り返し。
シャドーイングはかなり頭を使う作業(らしい)ので、
最初は1日30分で進めるだけ進み、
ノッてきたら1日3課を目標にやってみてください。
全部で79課あるので、1日3課のペースでやると約1ヶ月かかります。
1週間後に各課の復習をすることを考えると、
約3ヶ月で一冊を終えられるかと思います。
3 「文単」で鍛えられる力
「文単」だけ、しかもシャドーイングだけで
ボキャブラリー、リーディング、リスニング、ライティング
全部の対策が本当にできるの?と
思う方もいらっしゃると思います。
私の試験結果から見ると、(語彙56%読解100%聞き取り100%)
ボキャブラリーは十分ではないです。汗
しかし、考えてみてください。
ボキャブラリーって、意味が分かるか分からないかの二択じゃないですか。
良くも悪くも表面的。
その表面的な知識があまりない私でも、
リーディングとリスニングを
(自己採点で)満点取れました。
つまり、英検には英語の底力のようなものがあれば十分で、
文単シャドーイングをするとその底力がつくということです。
ちなみに「英語の底力」という謎ワードの定義は
・ディスコースマーカーを意識して、文章の流れをつかめるリーディング力
・英語独特のリズムやテンポに気を取られないリスニング力
です。
(今決めました)
正直、文章の内容はどうでもいいのです。
実際、私試験の内容は問題を解いた直後から忘れちゃいました。
背景知識がある方が文章の理解度は高まりますし、
それが正答率アップに繋がることもあるとは思いますが、
まず先にやるべきは底力アップです。
背景知識のみでの勝負は
自分の専門やヤマが外れたら終わりですが、
ロジックと英語の音の感覚は
どんな問題にも使える武器です。
文単シャドーイングで効率よく
英検1級1次試験に受かりましょう!!!